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脱獄(Jailbreak)は、本当に便利なのか?メリットとデメリット
脱獄を知っていますか?英語でJailbreakと呼ばれていることから、直訳して「脱獄アプリ」として浸透し、Appleユーザーお馴染みとなりました。簡単に使えるからこそ、知っていて欲しい点をまとめました。
1. 脱獄アプリってなに?
名前からして物々しいイメージがありますが、その名の通り、一歩間違うと「違法」という脱獄アプリもあるので、まずは注意が必要です。
さて、脱獄とは、簡単に言うと、Apple製品にインストールしたくても、App Storeに使いたいアプリがない場合、セキュリティのシステムを「破って」インストールできるようにする、というものです。
Appleが販売するiPhone、iPad、iPodtouchなどのデバイスには、iOSというシステムが搭載されていますが、これには当然セキュリティがかかっています。
Appleが認可していないアプリは、インストールできない訳ですね。そのセキュリティを破って、システムを拡張し、内部を改変することを「Jailbreak(脱獄)」と称したのです。
2. 脱獄アプリを導入するメリット
さて、脱獄アプリを入れるメリットは何でしょうか?一番は、Appleの制限から解放されて、自由にデバイスをカスタマイズできることです。可能性は無限大だと言えるでしょう。
iPhoneやiPadを、完全に自分だけのオリジナルとして使いたいなら、脱獄するメリットがたくさんあります。
ただし「文鎮化」という、iPhoneの起動も復元もできなくなる脱獄失敗もまれに起こります。
また、脱獄の知識がない状態で安易にやってしまうと、便利どころか不安定でカッコ悪いデバイスになってしまうので、自己責任の上、よく調べてから行った方が良いでしょう。
3. 脱獄アプリを導入するデメリット
セキュリティを破って脱獄(Jailbreak)した訳ですから、当然通常のデバイスよりセキュリティは弱くなっています。ウイルス感染の危険性や、動きが重くなったり、電池の消耗が早くなるなど、デバイス本体への悪影響も起こることがあります。
メリットの部分にも書きましたが、文鎮化して起動も復元もできなくなり、脱獄iPhoneの修理は、Applestoreのジーニアスバーでも受け付けてもらえないことが多いのです。
もしもジーニアスバーにお世話になりたい場合は、復元してから持っていく方が無難のようです。
4. 脱獄したら「Cydia」
「Cydia」とは、App Storeで配信されていないアプリを配信しているApp Storeのようなものです。脱獄したら、まずはここから使いたいアプリを探す人が大多数。
ただし、アプリの審査を必ず行い、安全だと判断したものしか配信しないApp Storeに比べ、Cydiaでは何の審査も行わないため、例えばウイルスを仕込まれたアプリが配信されていないとも限りません。便利な分、注意が必要です。
まとめ
脱獄は、Appleの制限から自由になる分、デバイスが故障する危険性やアプリが法に触れてしまう違法性もはらんでいます。
どんな事態に陥っても、自分で解決できる能力を身につけ、すべての責任を自分で負える方だけが、十分な知識の元で行ってください。